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スキルはあるのに育たない社員。その本当の理由とは?

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■ スキルはあるのに育たない社員がいる

その「見えない原因」に気づいていますか?

こんにちは。キャリアコンサルタントの小関珠緒です。

中小企業の経営者の方から、社員さんに対して、こんなお悩みをよくうかがいます。

  • 「スキルはあるはずなんだけど、イマイチ活躍できていない…」
  • 「研修にも参加してるし、経験も積んでいるのに能力が発揮されない…」
  • 「どうしても、もう一歩“伸びてこない”」

心当たりのある社員、いませんか? 例えば…

  • 指示がないと動かない

  • 成長のチャンスを与えても遠慮して一歩引いてしまう

  • ノウハウばかり追いかけて、実行がともなわない

  • ミスや注意を受けるとすぐに自信をなくす

  • 周囲や環境のせいにして、変わろうとしない

こうした社員の多くは、能力が足りないのではなく、「マインドの壁」にぶつかっていることがほとんどです。

惜しいのは能力」ではなく、「マインドの土台」

経営者やマネージャーの方とお話ししていて、
この「惜しい社員」のご相談をいただくたびに感じるのは――

スキルや知識ではなく、マインドの整い具合に差があるということです。

スキルやノウハウは、「やろう」と思ったときに使うツール。
でも、その「やろう」という意欲や判断は、すべてマインド(=思考や感情の状態)から生まれます。

つまり、スキルがあっても、

  • 行動しない
  • 続けられない
  • 的外れな努力をしている

そんな状態に陥ってしまうのは、
「考え方の土台」が整っていないからかもしれません。

社員が成長できない原因は、5つの「マインドの壁」

私が面談や研修で関わる中で、前向きに育てない社員には共通した「マインドの壁」があることが分かってきました。

自分の「当たり前」に気づけていない

「ちゃんとやってるつもりなんですが…」
でも、望んだ結果は出ていない。

それは、考え方や捉え方のズレに気づかず、自己流で走り続けてしまっているから。

間違った「当たり前」に従っていては、どれだけ頑張っても結果は出ません。

コンフォートゾーンから抜けられない

変化や挑戦を前にすると、「不安」「怖い」と感じ、無意識に避けてしまう。
でもそれは、「向いていない」わけではなく、変化に対する心理的な抵抗です。

多くの人が、「今の自分が安心できる場所=コンフォートゾーン」にいることすら気づけていません。

結果ばかり気にして、行動が止まる

「うまくやらなきゃ」「失敗できない」
そんな気持ちが強くなると、行動そのものが怖くなってしまいます。

評価や成果を気にしすぎることで、本来必要な行動が止まり、成長のチャンスを逃してしまうのです。

成長を人任せ」にしてしまっている

「教えてもらっていないから」
「うちの環境では無理です」
――そんなふうに、責任を外に置いてしまうと、成長は止まります。

マインドセットは「自分で整える」もの。
主体性なくして、変化は起きません。

ノウハウ依存。土台がないまま手段ばかり探す

「成果を出す方法」ばかりに意識が向き、自分の思考や感情と向き合えていない。
すると、学んでも実践できず、継続もできない。

ノウハウはあくまで手段。
それを「使う自分自身」の状態によって、結果は大きく変わるのです。

解決の鍵は「気づき」から始まる

これらのマインドの壁は、本人が気づかない限り、ずっと残り続けます。

ですが、適切な問いやフィードバックがあれば、驚くほど早く行動が変わります。

実際、マインドセットの基本的な考え方を知り、
自分の思考グセに気づいた社員が、

  • 「あ、だから動けなかったんだ…」
  • 「完璧じゃなくても、まずやってみようと思えました」

と表情まで変わっていく場面を、何度も目にしてきました。

まずは「マインドセットの大切さ」に気づいてもらうことが重要です。

🔸現場の変化:行動が変わり、組織が変わった社員のエピソード

ある小売業の女性スタッフ。
接客スキルも高く、知識もあるにもかかわらず、なかなかリーダーシップを発揮できていませんでした。
悩みを抱えていても、人に相談できないタイプでもあり、ずっと一人で抱え込んでいたようです。

キャリアコンサルタントとの面談の中で、
「自分は、人と比べることで自信をなくしてしまう」という「思考グセ」に気づきました。

そのとき、コンサルタントからかけられた言葉は――
「他人じゃなく、“昨日の自分”と比べてみませんか?」

この一言が彼女の意識を大きく変えました。
その日から、少しずつ自分のペースで挑戦を重ねていくようになり、
数か月後には、後輩に前向きな言葉をかけられるような存在へと変化していきました。

さらに、社長からはこんな声も。
「最近は、社員同士で自然に問題点を話し合うようになっていて驚いています」

一人の社員の思考が変われば、行動が変わり、
行動が変われば、チームの空気や組織の関係性まで変わっていきます。

まさに、マインドセットがもたらす好循環の好例です。

■ 「変われ!」と言うよりも、気づいてもらうこと

社員のマインドを整えるには、
外から「変われ!」と指導するだけでは難しいものです。

では、どうしたらマインドセットが整うのでしょう?
それには、何度も繰り返しますが、社員みずから気づいてもらうことです。
方法としては、キャリアコンサルティングを受ける、セミナーを受けるなど他人の力を借りるのがよいでしょう。

特に「マインドセットセミナー」を私はお勧めいたします。

🔸なぜ、マインドセットセミナーを勧めるのか

私はこれまで、多くの社員面談や研修に関わってきました。
スキルもあり、知識もある――それでも行動に移せず、悩んでいる方が本当に多いと感じています。

そのたびに思うのは、
「できない人」なのではなく、
「動けなくなっているだけ」なのだということ。

経営者の方が「この人はもう無理だ」と判断する前に、
少しだけ「マインド」に目を向けてもらえたら――
きっと社員は、もう一段階、大きく成長できるはずです。

何を隠そう、私自身もこの「マインドセットセミナー」を受講し、気づきを得て行動を変え、成果につなげてきました。

そして今では、自ら講師として伝える側に立ち、
多くの方に「気づきのきっかけ」を届けています。

スキルやノウハウももちろん大事。
でも、土台となるマインドセットが整っていなければ、学びも、行動も、成果にもつながりません。

だからこそ、私は今、心からこのセミナーをお勧めしています。

社員に受けさせる前に。まずはあなたが「体験」してみませんか?

マインドセットの重要性は感じているけれど、

「本当に効果があるの?」「うちの社員に合うか分からない」
――そう思われるのも、もっともです。


そうであれば、
まずは経営者ご自身が「マインドセットセミナー」を体験してみませんか?
「社員に合うかどうか」は、そのあとでご判断いただければOKです。
実際、「まずは自分で体験してみたい」とご相談くださる経営者の方も増えています。

経営者向け|マインドセット体験セミナー

✅ 所要時間:約2時間半/少人数制(1人から開催いたします)
✅ 形式:対面またはオンライン(どちらも可)
✅ 対象:社員の変化に悩む中小企業の経営者の方
✅ 安心:営業なし・体験後の勧誘もなし(その代わり、参加費をいただきます)

講師は、マインドセットを学び始めて10年、
マインドセットインストラクター歴7年のキャリアコンサルタント 小関珠緒が担当します。

※マインドセットセミナー研修の詳細はこちらです。

マインドセットセミナー研修

 

▶ まずはお問い合わせください。日程などは、後日メールで調整していきましょう。

「興味はあるけど、少し話を聞いてから決めたい」という方には、「事前の無料相談(30分)」も承っています。お気軽にどうぞ。

まとめ

「スキルはあるのに育たない」――
それは、社員の能力の問題ではなく、マインドの土台が整っていないだけかもしれません。

マインドセットが整えば、行動が変わり、成長が加速します。

その第一歩として、
まずはあなたご自身が「気づきと変化」を体験してみませんか?

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