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経営者が社員にイラっとするときの、感情のコントロール法とは?

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経営者であれば、感情のコントロール法を知っておこう

経営者は冷静に判断し、意思決定をしないといけないもの。ですが、どんなに優秀な経営者であっても、社員の言動にイラっとするときがあるかと思います。

「社員のやることに、違うだろと否定したくなる」
「怒りの感情がわいてきて止まらない」
「ことあるごとに思い出してイライラが続く」
「こんな社員がいて、会社の将来は大丈夫だろうか?と何度も不安になる」

このようなネガティブな気持ちになり、社員に対して、反射的に強く否定してしまうこともあるかもしれません。

すると、萎縮して行動が止まる社員、自分の身を守るために言い訳ばかりする社員、反抗的になったりする社員もいるでしょう。

「自分の課題に気づいて、改善してほしい」「もっと成長してほしい」と経営者が思うのは、もっともです。

一方で、経営者側が

✓怒りがいつまでもおさまらない、
✓不安やイライラした気持ちが続く、
✓冷静になるべきだと頭で分かっていても、感情のコントロールができない、
✓ネガティブな感情を引きずり、客観的ではない意思決定をしてしまう、
✓イライラがいつまでも続き、仕事が進まない…。

そんな風になってしまったら、不本意ですよね。経営者は感情をコントロールし、冷静に対処する方法を知っておくとよいです。

なぜなら、感情で揺れていると、意思決定がブレてしまいがちだからです。

ですが、感情のコントロール法を知らず、困っていらっしゃる経営者は多いもの。そこで、感情のコントロール法をまとめました。

心理のプロが勧める 感情のコントロール法 4選

感情のコントロール法には、いくつかの方法があります。

① 感情を発散させる <関係のないことに打ち込む>

カラオケに行き大声で歌ったり、打ちっぱなしに行ったり、好きな映画やDVDを観たりなど、身体を動かしたり、何かに集中することでネガティブな感情を発散させます。

いわゆる気晴らしですが、自分なりのストレス解消法がいくつかあるとよいでしょう。

私自身の例をあげますと、散歩がストレス発散になっています。足からの刺激、周囲の風景が変わる刺激により、怒りの感情が整理されたり、不安が薄くなったりします。

② 怒りや不安を書き出す <感情の見える化>

①を行ってもストレス解消にならなかったり、①ができない状況の場合があります。そんな時は、「今、何に怒っているか」「今、何に不安がっているか」を思いつくまま、紙に書き出してみましょう。

心の中を「見える化」するのです。得意な人はマインドマップでもよいです。

そんなこと、何の意味があるのか? と思うかもしれません。ですが、まずはやってみましょう。

・1回で覚えないことに怒りをかんじている
・言われないとできないとは! 腹立たしい!
・経営者をバカにしている態度が気にくわない
・すぐに辞めると言い出すとはなんだ。あきらめないでほしい
・「できない」「むりだ」という言葉を言ったら、本当にできなくなるから言わないでほしい

こんな風に、思いつく限りたくさん書いてください。頭の中でモヤモヤしていたことも言葉にすることにより、怒りや不安の正体が分かります。

例えば、「社員が自発的でない」「社員が諦めている」ことに怒りを感じていたと気づけたり、さらに、その姿勢に対して残念だと感じている自分に気づけたりします。

ここまでくると気持ちも落ち着いてきて、課題が客観視できます。

「では、どうしたらいいか?」「どういう方法があるか?」と冷静に考えられ、いくつか方法が思い浮かんでくるはずです。

これは、紙に書き出す方法ですが、他人に話を聴いてもらっても同じ効果があります。

信頼のおける人でも構いませんが、コーチやカウンセラーなどプロの方が、的確な答えを自分自身から導いてくれます。

③ 怒りや不安を感じきる <感情を燃やし尽くす>

怒りや不安という感情が手におえなくなるほど大きかったら、マイナス感情をただただ感じきります。

炭に火をつけて灰にしてしまうようなイメージです。または、スキューバダイビングで海底まで潜るように、感情の最低の最底までもぐって、海底に触れるイメージです。

例えば、怒りの感情に集中して、その感情をとことんまで感じきる。怒りといっても1つの感情ではなく、複数の感情が混ざっていることに気づかれるでしょう。

嫉妬、憎しみ、つらさ、悲しみなど。それらに気づき、全部含めて感じきるのです。

感情を徹底的に感じきると、燃え尽くしたようにスッキリするはずです。すると、冷静に物事を見て、判断できるようになります。

④ 怒りや不安の、真の原因を突き止める <原因は過去にある>

実は、怒りや不安は、目の前のできごとに反応して起きているのではなく、原因が過去にあったりすることもあります。

多くの場合、幼い頃に、特有の思考のパターンがつくられ、それに従って反射的に行っているだけだったりします。

あなたの怒りにはパターンがありませんか? こういうことをされると怒りのスイッチが入る、こういう状況になると無性に腹が立つ、などです。

例えばですが、ある女性管理職の例を出します。彼女はまじめで仕事ができ、人柄もよい方でした。

ですが、要領よくやって高評価を得る男性社員がいると、無性に腹が立ち、厳しく当たるクセがありました。結果的に社内の雰囲気が悪くなったり、男性社員が落ち込んで仕事がうまく回らなくなったりします。

女性管理職も頭ではそれはおかしいと理解しているのですが、心が許せず、反射的に厳しい態度に出てしまうのです。

実は、その女性管理職には弟がいました。弟は小さいときから要領のよいタイプで、たいした努力もせずによい結果を出し、両親や周囲の人から褒められてきた人です。

一方、女性は地道にコツコツ努力して積み上げていくタイプ。弟に対して、ずっと劣等感(コンプレックス)を感じていました。ですので、弟と同じタイプの人に会うと刺激され、感情が揺れてしまい、厳しい態度に出ていたのです。

このように、今起こっている事象ではなく、過去に起きたことにより感情が動き、望まぬ行動をしてしまうことがあります。

この場合は、自分の過去を振り返り、自分の怒りのスイッチが入るパターンを探してみることをお勧めします。人によってスイッチは違いますので、自分のスイッチは何かを探してみましょう。実はそこに気づくだけでもホッとします。心に余裕が出てきて、客観視しやすくなります。。

今後は自分のパターンが出そうになったら、そのパターンに気づいて、客観視する…それを繰り返していきましょう。

このあたりは、プロのコーチやカウンセラーに話を聴いてもらい、アドバイスをもらうのが早いですし、的確です。

ですが、まずは自分の過去を振り返ることで、かなり整理されますので、それから始めましょう。

感情がコントロールできると、ビジネスも人生も豊かになる

さて、4つの方法、いかがでしょうか。すぐにできそうでしょうか。

心の問題は、経営やビジネスに直接的に関わらないですが、意思決定や結果に影響を及ぼすので重要な要素。軽視せずにいたいものです。

感情のコントロール法は、会社の人材マネジメントだけでなく、家族や仲間、友人間でのつき合いにとっても有効です。仕事も人生もゆたかになりますので、ぜひマスターして、良い人間関係を築いていってくださいね。

 

 

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