聴き上手になって、信頼される 7つのコツ
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コミュニケーションは大事な仕事スキルです
人材育成コンサルタントの小関です。
仕事ではコミュニケーションが非常に重要です。
コミュニケーションがうまくいっていない組織は、簡単なことがスムーズに進まず、効率が悪くなり、売上を落としたり不要なコストがかかったりしています。
コミュニケーションといってもいろいろありますが、何よりも大切にしたいのは「相手の話を聴くこと」です。
上司と部下、同じ部署内、違う部署同士など、会社内部のほか、取引先での商談やお客様対応など会社外でも、相手の話を聴けていない方が意外に多くいます。
では、なぜ「相手の話を聴くこと」が重要なのでしょう?
まずは、相手の情報を得て、相手をよく知るためです。
相手の事情、方向性、求めていることなどを理解しないと、的確なポイントで相手の役に立てません。
また相手の話を聴く過程で、良好な信頼関係が構築できます。
ちょっと思い出してください。
相手が自分の話を聞いてくれない態度を取ったり、無視したらどのように思いますか?
一方で、相手が丁寧に話を聞いてくれる人だったら、どう感じますか?
人は自分の話を聞いてもらいたい生き物です。
自分のことを理解してもらいたい、味方になってもらいたいという気持ちがあるのです。
ですので、話をよく聞いてくれる人がいると「私のことを理解してくれようとしている」と感じ、もっと話したくなったり、話していくうちに信頼を寄せていったりします。
そのように信頼のベースを作っていくために、「相手の話を聴くこと」が大事なのです。
ということは、コミュニケーションは大事な仕事スキルと言えます。
仕事をする上で、聴き上手になれるといろいろなことがスムーズに運びます。
聴き上手になって信頼されるコツを7つにまとめました。
聴き上手のコツ ①相手の目と表情を見る
話を聞くときは、視線は相手に定めます。特に、相手の目と表情を見るように意識しましょう。
会話をしていて、相手が目を合わせないと「この人は、話を聞いてくれているかな?」「私に関心がないのかな?」と思いますよね。
また、自分の表情があまり変わらない人タイプの方は、意識的に表情を豊かにしたり、手振り身振りを大きくしたりとリアクションを大きくするとよいです。
「私の話をよく聞いてくれているんだな」と思われることが多いからです。
聴き上手のコツ ②腕組み、足組みは避ける
実は腕組みや足組みをしていると、相手を拒絶しているというサインになってしまいます。
または、自分の心を開かないぞという守りに入っているサインでもあります。
腕組みや脚組みはやめた状態で話を聞くといいですね。
クセになっている人は、ついしてしまいがちですが、気づいたらそのポーズをやめるようにしましょう。
聴き上手のコツ ③うんうんとあいづちをうつ
あいづちは声を出さなくてもOKです。「うんうん」と首を上下に振るという表現で十分です。
それだけで、話を聞いてくれていると思ってもらえます。これはあなたもご経験がありますよね。
聴き上手のコツ ④話すスピードやトーンは相手に合わせる
話すスピードが早い人もいれば、遅い人もいます。
その時の気分によってトーンが高いときもあれば、低いときもあります。
相手の状況に合わせてスピードを調節したり、トーンに合わせていくと、相手は話しやすいなと思ってくれます。
例えば、悲しいことがあって落ち込んでいる人と話す場合は、明るくて元気な対応をするよりは、少し落ち着いたトーンで静かに話を聴く。その方が、相手が安心して話しやすくなるのです。
聴き上手のコツ ⑤相手が話している最中に、次に言うことを考えない
相手が話をしている最中に「こうした方がいい」「それは間違っている」「こう言ってあげよう」と、自分が次に話すことを考えている人がいます。
特に男性は解決策を考え始めてしまう方が多いです(解決策は、聞かれたら答えるというスタンスで大丈夫です)。
なかなか難しいかもしれませんが、これはやめて、聴くことに集中した方がよいです。
相手は「違うことを考えている」「話を聴いてもらえていない」と敏感に察知するからです。
話を聴くことだけに集中すると、相手は「聴いてもらっている」満足感を得られ、あなたへの信頼度がグンと増します。
聴き上手のコツ ⑥相手の話を要約する
これは少し高度ですが、相手の話を聴いた後に「今言っていたことって、こういうことですよね」と一度まとめてあげるとよいです。
相手は要約してもらえると「そうそう、そうなの」「話をちゃんと聞いてくれている」と安心します。
また、自分の理解の確認にもなります。
聴き上手のコツ ⑦沈黙を怖がらない
会話の最中に相手が沈黙になると、慌ててしまって「何か話さないといけない」と思ってしまう方、いらっしゃると思います。
そういうときは、慌てて取り繕ったり、不必要な話をしたりなど、沈黙を埋めようとしなくて構いません。
沈黙の最中に相手が深く考えていることもありますし、「ああじゃないか、こうじゃないか」と方法を巡らせている場合もあります。
そういうときに話しかけると、逆にそれを阻害してしまう場合がありますので、放っておくのがよいこともあります。
声をかけるなら、様子を見ながらにしましょう。
7つのヒントは以上です。
これらすべてができなくても構いません。1つひとつ身につけていただければよいかと思います。
この中の1つ2つ行うだけで、「この人私の話を聞いてくれる人だ」と思ってもらえます。
ちょっと練習をしてみてくださいね。相手の話を聴く練習は許可なく、いつでも気軽にできます。
社内の人、友達、家族と話すときに、ちょっと2分くらいトライしてみよう…そんな感じでよいですので、やってみましょう。
それだけで聴く力が上がりますし、相手とコミュニケーションがとれるようになり、信頼を置いてもらえるようになります。
どうぞ、楽しみながらやってみてくださいね。
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