お問合せ

CONTACT

伸びる人材の見極め方|中小企業が「成長株」を育てる8つの視点

ブログ

(2025年7月20日更新)
社内に「この人、将来伸びそうだな」と感じる人材はいませんか?
多くの企業で育成支援を行ってきた中で、「早い段階で化ける」社員やリーダーには、共通する特徴があることに気づきました。

本記事では、経営者や育成担当の方に向けて、
「成長する人材」を早期に見抜き、適切に育てるための8つの視点をお伝えします。
この記事を読むことで、 「誰を重点的に育成すべきか」「どう関われば成長が加速するか」 が明確になります。
面接時や入社後の育成、昇格判断の場面など、
「この社員、どう育てていくべきか?」と考える場面で、ぜひ活用してください。

伸びる社員の特徴①|素直さがある社員は、必ず伸びる

どの業界でも「素直な人は伸びる」と言われますが、これは現場レベルで非常に実感されるポイントです。
素直な社員は、アドバイスを否定せず「まずやってみる」姿勢を持っています。
たとえば、社長や上司が伝えた方針に対して、「はい」と受け取り、実践しながら自分なりに咀嚼していく。
一方、「理解してから動きたい」というタイプは慎重すぎて、機を逃す場面も少なくありません。

【事例】

ある社員は、私の面談後、すぐに聞いたアドバイスを実行し、あっという間にその時の課題を解決。すぐに報告をくれたので、一緒に喜びを分かち合えました。
そんな社員は、成長が早いです。

【経営者のチェックポイント】

・素直に「まずやってみる」社員は誰か?
・新しいやり方に抵抗が少ない若手を、次の育成ローテーションに載せていますか?

伸びる社員の特徴②|前向きにとらえる力がある

トラブルや失敗、苦手分野は、仕事の中では避けて通れません。
そのとき、前向きにとらえる社員は、改善点を探し、自ら修正しようとする力を持っています。
また、前向きな人材は、職場の雰囲気を良くする潤滑油のような存在でもあります。
ユーモアを交え、仲間の緊張をほぐしながら、チームをまとめていく人も少なくありません。

【事例】

あるベーカリー店の社員は優秀でしたが、数字が苦手。上司との週1ミーティングで「数字=焼きたてパン○個」と置き換えました。意味が腹落ちすると、感情論ではない指示ができ、狙って仕事をするようになれました。苦手分野を前向きに乗り越えた好例です

【経営者のチェックポイント】

・失敗後も前を向いて改善に動ける社員は誰か?
・「場の空気をプラスに変える力」を評価項目に入れていますか?

伸びる社員の特徴③|すぐ行動する人は成長が早い

「やってみてから考える」タイプは、経験量が桁違いに増えるため成長が早いです。指示後に動かない人は結果が出ず、学習のサイクルも回りません。
ビジネスでは完璧な準備よりスピード検証が求められる場面が多く、初動の速さがそのまま伸びしろに直結します。

【事例】

面談で話した改善アイデアを、その場でメモし、席に戻るなりすぐに行動を始める社員がいます。こうした人材は成果までの距離が短く、昇格候補として早期に育てる価値があります。

【経営者のチェックポイント】

・指示を「即実行」に移せる社員は誰か?
・動きが遅い社員は、障壁(権限/優先度/不安)を抱えていないか?

伸びる社員の特徴④|継続できる社員は力をつける

「三日坊主で終わる人」と「続ける人」、時間が経つほどに大きな差がつきます。
継続できる社員は、試行錯誤の中で自然と工夫が身につき、スキルや成果も伸びていきます。

【事例】

たとえば、転職で入社した社員は、まじめでコツコツ積み上げるタイプ。説明も丁寧で、勉強熱心でした。最初は大きな成果もあげられず、周囲からも心配されましたが、5年も経つと、クライアントのお客様から大きな評価を得るほど深い知識と気配りを持った人に成長しました。

【経営者のチェックポイント】

・やり続ける力を持った社員は誰か?
・成果が出る前にやめてしまっている社員に、継続の意味をどう伝えていますか?

伸びる人の特徴⑤|人のせいにしない社員は成長が早い

「上司が悪い」「お客さんが無理を言う」「会社の仕組みが……」
つい誰かのせいにしたくなる場面はありますが、成長する人は、そこで「自分にできることは?」と考える習慣を持っています。

【事例】

製造と販売、制作と営業など、対立しやすい部署は、互いに相手のせいにしがちです。
そこで、互いの視点が理解できるワークショップを開催したところ、相手の考え方を府に落とすことができ、建設的な解決法が出せるようになりました。

【経営者のチェックポイント】

・責任を自分ごととして捉える社員は誰か?
・「他責思考」が組織に広がっていないか、気づいていますか?

伸びる人の特徴 ⑥|言い訳をしない人は、自分を変えられる

言い訳をしてしまうのは、自分を守るための本能でもあります。
しかし、成長する人は、自分を守るより「現実を直視する」勇気を持っています。

【事例】

たとえば、「時間がなくてできませんでした」という言い訳。
できる社員は、そう言う代わりに「この部分で見込みが甘かったです。次回は前倒しで取りかかります」と言います。この姿勢の違いが、成長力の差になります。

【経営者のチェックポイント】

・言い訳ではなく、改善案を口にする社員は誰か?
・「言い訳しがちな人」を責めずに育てる工夫はしていますか?

伸びる人の特徴 ⑦|柔軟に姿勢を変えられる人は、役割に応じて成長する

昇進や配置転換、業務の変化…会社では「立場」も「やり方」も変化していきます。
そのとき、過去の成功体験や自分のやり方に固執する人は、壁にぶつかります。

【事例】

あるスタッフが管理職に昇進した際、最初は現場感覚での動きが抜けず苦戦していましたが、「今は見る役割」「任せる勇気を持つ」と自分を切り替え、チームで成果を出すようになりました。

【経営者のチェックポイント】

・役割が変わったときに、考え方を切り替えられる社員は誰か?
・「今までこうだった」に縛られている社員をどう導いていますか?

伸びる人の特徴 ➇|好奇心のある人は、自ら学び、変化に強い

変化の激しい時代、現状維持は後退を意味します。
好奇心を持ち、自ら学ぶ社員は、時代に合わせて自分をアップデートし続けます。
新しいシステム、業務改善の提案、他社事例の共有…など、好奇心旺盛な社員は、職場に「学びの風」を吹かせてくれる貴重な存在です。

【事例】

他店や他企業ショールームの見学、自主勉強会などを、(無給でも)自主的に立ち上げる社員がいる会社は組織的な成長が早く、団結力も強いです。
経営者が強要するのではなく、自ら動くような種まきは必要です。

【経営者のチェックポイント】

・「もっと知りたい」と自ら動く社員は誰か?
・学ぶことを楽しめる文化を、会社として育てていますか?

こうした特徴は「一部の特別な人」にだけ備わっているものではありません。
関わり方や環境次第で、多くの社員が「伸びる人」に変わっていきます。
ヒトノビでは、育成の仕組みづくりや、社員の変化を促す面談・研修支援も行っています。
ご興味があれば、ぜひお気軽にご相談ください(初回無料です)。
詳しくは、お問い合わせください。

【関連記事】

より良い組織づくりを目指す経営者の皆さまに、特に読まれているヒトノビの人気記事をご紹介します。
本記事とあわせて読むことで、チーム育成・マネージャー対応のヒントがさらに深まります。

👥 チーム運営や職場の人間関係に悩んでいるときは:
スタッフのコミュニケーション力が低いときは

リーダーが自発的に動かないのは、何が足りないからか?

📈 社員育成や仕組みづくりに取り組みたいときは:
スキルはあるのに育たない社員。その本当の理由とは?

ここに注意!成長を止めてしまう6つの原因とは?

【中小企業の人材育成】スタッフの成長を加速させる8つの実践ポイント

この記事を書いた人
人材育成コーチ/キャリアコンサルタント 小関 珠緒

女性スタッフを抱える男性経営者向けにスタッフの人材育成を行っている。
コーチングなど個別面談、リーダー研修、コミュニケーションセミナー、人事評価制度の設計と運用などを行い、企業の成長をサポート。
人あたりのよさで本音を引き出し、相手の性格・強みに合わせて本質を突く指導が好評。

・国家資格キャリアコンサルタント
JCDA(日本キャリア開発協会)会員
一般社団法人日本マインドセット協会(JMSET)認定インストラクター
一般社団法人 成れる会認定 ビジネス解析士