アフターコロナに向け、スタッフのマインドセットは整っていますか
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コロナをきっかけに、職場の人間関係に変化が起こった
新型コロナウイルス(cobit-19)の影響、あなたが経営する会社にも出ていますか?
・社長とスタッフとの間で、考えや価値観の違いが明確になり、スタッフが休職・退職
・仕事力が低いスタッフに対して、退職勧奨
と、会社の方向性に合わない人が退職する一方で、
・コロナを共通の敵として、社長とスタッフが一丸となった
・社長がスタッフのがんばりにボーナスを出して、ねぎらった
と、社内が一体となって、外部環境の変化に立ち向かった例もあります。
このような非常事態が起きると、社長とスタッフ間の人間関係が顕在化します。今まで隠れていたそれぞれの考えや価値観が表に出てきて、違いが浮き彫りにされます。
「社長の考え方・行動」に合わないスタッフは会社にいる意味を見出せなくなり、社長に共感するスタッフは活躍。
考えや価値観の相違が今まで隠れていただけですので、遅かれ早かれ、辞めるスタッフは辞めていたでしょう。コロナという状況で早まっただけとも言えます。
つまり、社長やスタッフがどんなマインドセット(考え方)でいたか? 社長とスタッフでは共通のマインドセットをもっていたか? その点が大事だと、私は感じます。
デジタルシフト化で、強制的に働き方・生き方も変わる
今回のコロナで、デジタルシフトが一気に進みました。4月に政府がデジタルシフトを推奨したため、あらゆる業種、生活面でネットの活用がスピーディに浸透。「オンライン帰省」「待てる買い物は通販で」「オンライン飲み会」「遠隔診療」「在宅勤務(テレワーク)」「筋トレ・ヨガは動画活用」などが提案されていました。
多くの業界でテレワークを実施したことで「通勤時間がなくて快適」「会議はテレビ電話で問題ない」などの良い点、「コミュニケーションが普段よりも何倍も必要」「自宅だと子どもがいて、仕事に集中できない」などの課題点も分かりました。
外出自粛が解除となっても、ネットを使った仕事や生活を一度経験し、改善点も明確化されてきています。アフターコロナでもデジタルシフトは止まらないでしょう。
5月31日のTBS「がっちりマンデー!!」で日本交通の川鍋会長は、タクシー業界はデジタルトランスフォーメーションが進むと断言。職人気質の運転手たちが、街に出歩いていないお客様を得るためにアプリなどを利用し始めていると話していました。
研修業界でも、ちょうど自粛時期にあたっていた新入社員研修を、やむなくオンラインで行った会社もありました。仕事に慣れていない新人がオンラインで研修を受けられたですから、今後はどの階層の研修もオンラインが進むはずです。
「ネットが苦手」と敬遠してはいられず、スピーディに時代の流れに合わせて働き方・生き方を変えないといけない時代に突入したと言えます。
すぐに取り組み、良くも悪くも結果を出して、改善していく。そのようなマインドセットが整っていないと生き残れないでしょう。
テレワークでは成果主義になり、今より厳しい世界に
テレワークでは、仕事のプロセスが分からず、また勤務態度や勤務意欲というアナログ情報が見えないため、評価は成果主義にならざるとえません。どんなにがんばっても、成果が出ないと評価されなくなってしまいます。
通勤時間がなくなった代わりに、タイムカードもなくなりました。1日1時間仕事をして成果を出す優秀な人、会社からは禁止されている「休日での仕事」で穴埋めしている人、何時間働いても成果が出せず評価されない人…。
どのように能力の格差がはっきりと出てしまう、本当の成果主義の時代に入っていきます。
アフターコロナで大切なのは、やはりマインドセット
以上のような働き方・生き方の大変化が続くアフターコロナでは、何が大切でしょうか?
それは、マインドセットです。
マインドセットとは簡単に言うと「考え方」「心構え」「ものの見方」。人間の根幹に当たる部分です。
なぜなら、成果を上げるマインドセット、成功するマインドセットがなければ成果を上げることは難しいから。スタッフがどれほど優秀なスキルをもっていても、会社でどのようなよいツールを用意しても、考え方が整っていなければ、成果をあげる行動につながらず、思うような結果が出せません。
アフターコロナは、本質が問われる厳しい時代になります。よりいっそう、スタッフ一人ひとりの育成、チーム全体の育成が必要とされるでしょう。
「では、どのように人材育成を行えばいいのか?」「ウチの場合は、どうすればいいのか?」そう思われたら、信頼のおける専門家にまずはご相談を。会社外からの視点で、客観的に冷静に見てもらうことをおすすめします。